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安福殿とは平安宮内裏の殿舎の一つである。紫宸殿南庭の西側にあり、東側の春興殿に対する。内部の構造は、柱間南北七間、東西二間にひさしがある東向きの建物である。侍医、薬生の伺候する所で、薬殿という。西庇に、侍医の宿で造酒司、主水司、官人が泊まる宿所がある。の候所がある。大宝律令において、中務省にある内薬司に属して、天皇の脈を診験し、医薬を供奉する医師を侍医と称し。896年(寛平8)に内薬司が宮内省の典薬寮に合併されてからは、これに属する宮廷医師を普通、典医とよんでいる。すなわち、医薬のことをもって官に仕える者を一般に典医とよぶが、この典医のうち天皇を診察し治療する者を侍医とよんだ。平日は安福殿の薬殿に詰め、天皇が殿上に出御のときは小板敷に侍して竜顔を拝した。東廂は正月18日の賭弓などの儀式の際には、座が設けられた承明門を入って前庭の西側に東向きに立つ。
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